コーヒー豆
コーヒーを飲むには、豆を細かく粉状にして、お湯を浸出させる面積を増やして、
成分を抽出する必要があります。
コーヒー豆を挽く作業を「グラインド」と言い、コーヒー豆を挽く器具を「ミル」と
いいます。
コーヒー豆の挽き具合は、引いた粒の大きさ(粒度)によって分類され、
この粒のサイズのことを「メッシュ」といいます。
基本的には、「細挽き」「中挽き」「粗挽き」の3段階ですが、
最近では、「極細挽き」「中挽き」を加えた5段階の分類が一般的になってきました。
☕ 極細挽き
ほぼパウダー状と言えるほど細かい粒。
この大きさにするには専用のミル(エスプレッソミル)が必要。
「エスプレッソ」や「ターキッシュコーヒー」に適しています。
[適した抽出器具 :マキネッタ、エスプレッソマシン]
☕ 細挽き
粒は細かく、グラニュー糖ぐらいの大きさです。
成分の溶け出しが早めなので、ペーパードリップ(メリタ式)やサイフォンで、
豆の成分を出来るだけ抽出して濃厚な味わいのコーヒーを淹れて楽しみたい時に
適している。
[適した抽出器具 :ペーパードリップ、サイフォン]
☕ 中細挽き
粒の大きさは、ザラメ糖とグラニュー糖の中間ぐらいで、最も一般的な粒度。
一般に市販されているグラインドコーヒーはこのタイプが多いです。
「ペーパードリップ式」や「コーヒーメーカー」などとの相性が良いです。
粒を湯にじっくりと浸しながら抽出するネルドリップは、
この粒度が一番適している。
☕ 中挽き
ザラメ糖よりも少し小さいくらい。
お湯に溶けにくい苦み成分が抑えられるため、
高温(成分の溶け出しが速く苦味が出やすい)で抽出する場合や、
高温でしか抽出しない器具は、この粒度でバランスを取るとよいでしょう。
☕ 粗挽き
粒は粗く、ザラメ糖位の大きさ。
中粗挽きと同じで、更に苦み成分の抽出をお和得られるため、
「パーコレーター」のような直接火にかけて
沸騰近くで抽出する器具にで淹れる時に適しています。
[適した抽出器具 :パーコレーター、ネルドリップ、コーヒーメーカー]
パーコレーター
コーヒー用のポットのことですが、
通常のポットとは違い、
直火でお湯を沸かしてそのままコーヒーを作る
構造になっています。
抽出中、蓋のガラス部分から中を覗いて、
色合いを見て濃さを判断します。
丈夫で故障も少ないため、アウトドアに最適!
コーヒー用のポットのことですが、
通常のポットとは違い、
直火でお湯を沸かしてそのままコーヒーを作る
構造になっています。
抽出中、蓋のガラス部分から中を覗いて、
色合いを見て濃さを判断します。
丈夫で故障も少ないため、アウトドアに最適!
また、挽いたコーヒー粉をそのまま常温の室内に放置してしまうと、
直ぐに粉が湿気を吸って酸化が進み、抽出したコーヒーの風味が悪くなって
しまいます。
入れる直前に必要な分だけ挽く習慣を持ちましょう。