優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

4-7.日本の珈琲文化

現在は、世界第4位の消費国になるほど、
コーヒーは日本で愛飲されています。
こういった背景には、
日本人が築いてきたコーヒー文化の影響があります。
 
 

1.アイスコーヒー

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アイスコーヒー、日本発祥の飲み物とも言われています。
欧米では「アイスコーヒー」を飲む習慣がほとんどないそうです。
一方、日本人がアイスコーヒーを飲み始めたのは、明治時代。
明治24(1891)年、文筆家・石井研堂が自著『明治事物起源』の中で、
東京・神田の氷屋で「氷コーヒー」というメニューがあることを
紹介しています。
 

2.インスタントコーヒー

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インスタントコーヒーは、明治32(1899)年、
シカゴ在住の日本人科学者加藤サリトル博士が発明したと
言われています。
但し、実用化には至らず、その後、本格的に実用化したのは、
グアテマラ在住のベルギー人。ジョージ・ワシントンでした。
 

3.缶コーヒーの普及

「缶コーヒー」の最初の発明者が誰かについては諸説ありますが、
本格的に実用化に成功したのは日本人というのは間違いありません。
日本初の缶コーヒーは、島根県「ヨシタケコーヒー」の三浦義武さんが
昭和40(1965)年に開発した「ミラコーヒー」だったと言われています。
ただし、これは3年程でなくなってしまいます。
その後、昭和44(1969)年に、UCCが独自に
ミルク入り缶コーヒーを開発したことにより、全国的に普及しました。
自動販売機がどんどん増え、缶コーヒーの販売環境が整ったことも
背景にはありました。
 

3.ブルーマウンテン

高価なコーヒーとして有名な「ブルーマウンテン」は
その生産量の約90%は日本に輸入されていて、
ヨーロッパではほとんど飲まれていません。
「ブルーマウンテン」は、
元々はイギリスの統治時代にプランテーションが広がり、
そこでコーヒーの栽培が盛んになりましたが、
徐々に衰退してしまいます。
そして、ジャマイカコーヒーの一番の買い手であったカナダが
品質低下を理由に輸入を中止したのを契機に、
1948年にコーヒー産業公社を設立し、コーヒー産業の復興に努めました。
そこに手を貸したのが日本でした。
日本は、1973年に官民あげてのジャマイカ支援を行い、
「ジャマイカ・ブルーマウンテンコーヒー開発事業」を推進しました。
こういった背景から、日本人によって「ブルーマウンテン」という
ブランドが作り上げられたのです。
 

4.喫茶店

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日本で初めての喫茶店は明治21(1888)年に東京上野に開業した
「可否茶館」で、開店した4月13日は喫茶の日とされています。
 
「可否茶館」は4年で閉店しますが、
多くの文化人の集いの場として愛された会員制カフェ
銀ブラ』の語源とも言われる庶民向けチェーン店の
「カフェー・パウリスタ」、
和服にエプロン姿の女給の接客が印象的なメイド喫茶
「カフェー・ライオン」など、
それぞれが特色を打ち出して人気を博しました。
 
昭和13年からは輸入制限が始まり、喫茶店は次々と閉店してしまいます。
戦後を迎え世の中が落ち着き始めると、喫茶店業界も再び息を吹き返し、
輸入が再開されたコーヒー豆のほとんどは個人経営の喫茶店
消費されました。
 
1970年頃には、名古屋で「漫画喫茶」が誕生し、全国に広まった他、
昭和の後半には、「ドトールコーヒー」のようなセルフサービスの
茶店が急増します。
現在では、コンビニで販売される「チルドカップコーヒー」が
人気を呼んでおり、喫茶店は後退の一途にあります。
昭和56(1981)年には154,630店を数えた喫茶店
平成26(2014)年には69,977店と約半減している。
 

5.コンビニコーヒー

今のような方式でコーヒーの販売を始めたのは
平成25(2013)年1月のことです。
今では定番となった「コンビニコーヒー」は
年間11億杯以上飲まれる超ヒット商品です。
 
このヒットを契機に、
日本のコーヒーマーケットは大きく変化しました。
日本国内のコーヒーの年間消費量は、
全日本コーヒー協会」の統計資料によると、生豆ベースで、
平成24(2012)年度の42.8万tから平成30(2018)年度は47万tへと
大きく増加しています。
1人1週間当たりの飲用杯数も、
インスタントや缶コーヒーが減少する中で、
レギュラーコーヒーは平成24(2012)年度の3.2杯に対して、
平成30(2018)年度は3.69杯と伸長しています。
 

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