日本茶・紅茶・健康効果
カテキン類の健康効果の中で、特に大きいものは抗酸化作用です。
病気に発展するのを防ぐ働きがあります。
その抗酸化力はビタミンCやビタミンEの数倍から数十倍になると言われています。
抗酸化作用は全ての病気に繋がるとまで言われる重要な作用です。
体内の「酸化」と呼ばれる減少を抑えて、
組織が老化するのを防ぎ、免疫力を保つ事に繋がるからです。
人は呼吸により酸素を体内に取り込んで行きています。
酸素は最終的に二酸化炭素や水として体外に排出されますが、
精神的・肉体的ストレスを強く受けたり、強い紫外線を浴びたり、
喫煙したりすると、酸素の代謝がスムースに行われなくなり、
一部が体内で「活性酸素」になります。
この活性酸素は「悪玉酸素」とも言われ、
反応性が高くて無差別に体内の組織を傷つけます。
この状態が続くと生活習慣病や老化が起こりやすくなります。
例えば、血管の組織が酸化されると、
血管の柔軟性が失われて動脈硬化が起こりやすくなります。
お茶には、この酸化を抑える作用が認められています。
お茶に豊富に含まれるカテキン類が、
活性酸素が出来るのを防いだり、
発生した活性酸素を消したりする働きを持っているからです。