茶外茶
棗専門店「なつめいろ」の
「なつめのお茶」をご紹介します。
「棗」(なつめ)は Chinaからアジア西部に多い
クロウメモドキ科で、落葉樹の低木です。
和名は、夏に入って芽が出ること(夏芽)に由来します。
なお、よく間違えられる「なつめやし=デーツ」は
南国に多いヤシ科の常緑樹で、全く別物です。
「棗」(なつめ)は害虫や鳥から種を守るために、
果実の両端に2本の棘を生やしていることから、
「朿」(とげ)を2つ重ねて「棗」という漢字になりました。
因みに、「棗」は常用漢字から外れていますので、
名前にこの漢字を使うことは出来ません。
また、茶道具の「棗」は形状が似ていることから、
この名が付いたと言われています。
薬として用いられていました。
昔は家の庭に植樹されており、生で食べるのが当たり前でした。
棗は生で食べるとリンゴやナシに似た食感があり、
ほんのりした甘みと酸味があるそうです。
また棗の木は、現在でも稀に庭木として植栽されていますが、
多くが伐採され、少なくなってしまいました。
棗は
「桃・栗3年、杏は4年、梨は5年、棗は1年で毎年実り金になる」と
言われ、縁起の良い食べ物とされています。
美容的効果の高さから、かの楊貴妃が好んで食べていたと
も言われています。
現在日本では、ほとんど食用で流通していませんが、
昨今、健康志向の高まりとともに、少しずつ注目を集めつつあります。
美肌やリラックス効果など、
積極的に取り入れたいパワーに溢れているからです。
東洋医学において棗は、「大棗」(たいそう)という生薬名で
用いられています。
主に「気」「血」を補う「温性」の薬効を持つと言われ、
血と水を作りコントロールすることで、
冷えの解消・貧血の改善・免疫力アップなど、
多くの効果が謳われています。
五臓の「脾」(ひ)の働きを助ける「脾の果」という別名があるほど
脾(お腹)にとってもよい生薬です。
栄養面においても、
胃腸が弱い、冷えを感じる、精神不安や貧血、妊娠や更年期など、
女性特有の悩みにピッタリです。
「なつめのお茶」は、
日本産のなつめ100%の原材料で作られています。
日本産のなつめは、かつては「棗荘」と呼ばれた
福井県の「棗地区」で栽培されています。
棗地区にある棗の里農園では、
約4千本、6万平方メートルの果樹園でなつめが栽培されており、
その中には樹齢100年を超えるなつめの大木もあります。
ノンカフェインでカラダの中から美しくなれる棗を
そのままお茶としてお飲みいただけます。
棗の自然な甘い香りが広がり、喉ごしはスッキリとしたお茶です。
温めて飲むと身体全体がぽかぽかと温まります。
「なつめのお茶」を、毎日の習慣に取り入れてはいかがでしょうか。
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[おいしい飲み方]
<熱湯で作る>
1パックに熱湯250ccほど注ぎ、5分程待ちます。
パックを取り出してお飲みください。
<冷水で作る>
冷水250ccにつき1パックを目安としてお入れ下さい。
パックについてある紐を切り、6時間ほど浸透させると
豊かな香りの なつめハーブティーが出来上がります。
㊟ パックを入れたまま置き過ぎると
苦味が出る場合がありますのでご注意下さい。
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