優しいのみもの

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珈琲:コーヒーに合う牛乳・生クリームとは?

コーヒー

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「コーヒーフレッシュ」という名称は、日本独自の呼び方です。
英語では、
「coffee cream」とか「non-dairy cream」と呼ばれています。
 (コーヒークリーム)    (乳製品ではないクリーム)
 
 
「コーヒークリーム」は、賞味期限が短く、保存が難しい乳製品の代替品として、
1958年に米国で開発されました。
日本では、1970年代に「コーヒーフレッシュ」という名称で製造・販売が始まり、
価格の安さと手軽さから、家庭用・業務用の両方で広く利用されています。
 
 
「コーヒーフレッシュ」は乳製品のように見えますが、
「コーヒーフレッシュ」の主原料は、実は植物性油脂と砂糖です。
これに乳化剤や安定剤、香料などを混ぜ、
まるで牛乳から作られたクリームのような風味に仕上げています。
製造コストが安く、保存が効く「コーヒーフレッシュ」は、
傷みやすく冷蔵保存が必要な乳製品と異なり、
賞味期限が2~4カ月と長く、常温で保存できることが大きなメリットです。
保管や流通のコストがかからないので、価格も安くなります。
 
 
「コーヒーフレッシュ」の他に、コーヒーに入れるクリームとしては、
粉末状のものや本物の牛乳、生クリームなどがあります。
  
コーヒーを美味しく安心して味わうなら、
牛乳や生クリームなどを入れるのがベストです。
牛乳の成分には、
大きく分けて「乳脂肪分」と「無脂乳固形分」の2種類があります。
このうち、コーヒーの味わいに大きく影響するのが、「乳脂肪分」です。
乳脂肪分が多いほうがコクのある味わいになり、少ないと口当たりが軽くなります。
あっさりしたコーヒーが飲みたい時は、低脂肪乳を使うのもおススメです。
また、乳脂肪分が高い生クリームを少量入れると、
コーヒーのコクや酸味が引き立ち、より美味しくなるでしょう。
 
また、牛乳は温めてから入れるほうが、コーヒーが冷めずに美味しく飲めます。
但し温め過ぎると牛乳の甘味が失われ、舌触りも悪くなります。
ちょうどよい温度は60~65℃です。
弱火でゆっくりと、かき混ぜながら温めていきます。
電子レンジを使う時も、
時間を短めにして様子を見ながら加熱していくとよいでしょう。
 
 
「粉末状クリーム」には、
「生乳を原料としているもの」と「植物性油脂を原料にしているもの」が
あります。
生乳が原料のものは植物性油脂のものより味がよく、
添加物も少ないので安心して使えるのがメリットです。
賞味期限が長く常温で保存できますが、
吸湿しやすいため、開封後は早めに使い切るようにしましょう。