スパイスティー(Fenugreek seed)
「フェネグリーク」は、最も古くから栽培されていた植物の一つとも言われ、
古代エジプトの墓からも発見されています。
スパイスとして用いられる種子には、甘い香りと強い苦みがあります。
じっくり火を通すと苦みが弱まり、メープルシロップのような甘い風味が出てきます。
インドでは、カレー、サブジ(蒸し炒め)、チャツネなどに使われ、
ベンガル地方の代表的なミックススパイス「パンチフォロン」の材料となる他、
中近東地域では肉のソースやディップソースの材料にも利用します。
また、楕円形の形をした葉には種子と同様に苦味があり、
インドや中近東でハーブとしてよく使われます。
甘い香りで、苦味のある味わい
|
「フェヌグリークティー」は、抗炎症、浄化作用があるだけでなく、
胃腸の粘膜を保護する働きもあります。
胃の痛みや腹痛、消化不良、食欲不振など、胃腸のトラブルを緩和させるのに
役立つでしょう。
子宮の機能を高め、鎮痛作用もあるため、生理痛を鎮める効果もあります。
血糖値を下げる働きもあり、軽度のⅡ型糖尿病(インスリン非依存型)の人の助けにも
なるでしょう。