優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

普化振鈴(ふけしんれい)

 
禅 語(出典『五燈会元』) 
 
自分の役割を終えたら、鈴の音だけを残してサッと消え去ること。
唐代の普化禅師の話として有名な言葉である。
 
普化禅師は鈴を振って遊行した禅僧として知られるが、
その普化禅師が、臨済禅師を助けて一緒に衆生を教化した後、
「そろそろ死にたい」と言い出した。
 
一日目に死に場所として東門へと言ったが、取り止めた。
翌日は南門に、次の日には西門と続き、
そして四日目、北門で自ら棺桶に入ってしまった。
 
人々が棺桶を開けると、既に禅師の姿はなく、
ただ鈴の音が天井に向かって遠のいていくばかりであったという。
 
引き際の見事さを感じさせる話である。
 
 

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