2021-01-02 千里同風(せんりどうふう) 日本茶 禅語 禅 語(出典『景徳伝燈録』) 遥か彼方まで同じ風が吹いていること。 この語句の前に「君子」がつけば、 どこにいようとも君子の風格や説くことは全く変わらないということである。 「千里」には、遠方という意味の他に、至る所、どこへ行っても、という意味がある。 また「風」とは、平等に吹き渡る仏祖の宗風のこと。 従って、仏祖の教えは 時間や空間を超えて、いつでも、どこでも同じあるということである。 釈尊の「一切衆生悉く皆仏なり」という言葉は、まさに「千里同風」の教えである。