2021-01-02 紅爐一点雪(こうろいってんのゆき) 日本茶 禅語 禅 語(出典『碧巖録』) 真っ赤に燃えている炉に、一片の雪が舞い落ちて瞬時に無くなるように、 跡形を残さないこと。 人間の儚い命や寿命、 また煩悩や妄想が一瞬のうちに消え去る意味でもつかわれる。 正確には「紅爐上一點雪」。 禅の悟りを体得した人は、 どんなに苦しい修行を行っても、その痕跡を残さないという。 お茶の世界でも同様、 お稽古の大変さを言葉や顔に出さずに、 淡々としてお茶に専念する人が本当の茶人である。