禅 語
月日の経つのは早く、また時間は待ってなどくれないから、
時間を大切にしなさい、ということ。
月日の過ぎ去る速さは、
まさに「光陰如箭」(こういんやのごとし;『五燈会元』)や
「光陰似流水」(こういんりゅうすいににる)である。
また、過ぎ去った時間は二度と再び戻ることはない。
お茶席の時間を短いと思う人もいれば、長くて苦痛と感じる人もいる。
時間の感じ方は各人それぞれであるが、重要なことは、
その人が一日一刻をどれだか充実して過ごしたかである。
禅の眼目もその問いの中にある。