優しいのみもの

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日本茶の栽培品種

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日本茶には色々な品種がありますが、
最も多く栽培されているのは、「やぶきた」です。
その作付面積は、全国の茶園の70%以上を占めます。
 
やぶきたは、明治時代に静岡県の杉山彦三郎によって選抜されました。品質が良くて収量も多い上、栽培地を選ばない順応性と耐寒性の高さが特徴です。
凍霜害を受けにくい時期に萌芽するので、凍霜害を防ぐノウハウがなかった1960年代に広まりました。
 
茶園では、生産するお茶の種類で品種を選んでいます。
煎茶なら色や香りのよい品種を選び、かぶせ茶や碾茶なら遮光しての栽培にも順応する品種を選ぶといった具合です。また、品種には早生種・中生種・晩生種の種類があります。これらの種は成長の進度が異なり、地域差もありますが、早生種は5月前に、中生種は5月頭前後に、晩生種は中生種の薬2週間後に収穫期を迎えます。
そのため、大きな茶園では収穫のタイミングが一時期に集中するのを防ぐために、それらの特性を勘案しながら、栽培品種をバランスよく組み合わせたりしています。
 
 
主な品種
・やぶきた
品質が高くて収量が安定し、寒さに強いため、
ほとんどの栽培地に適応します。
香りはリフレッシュで味が濃い。
品質審査の基準にもなっています。中生種です。
 
・ゆたかみどり
「やぶきた」に次いで普及していて、
寒さに弱いため、主に鹿児島県や宮崎県で栽培されている早生種です。
被覆栽培して深蒸し煎茶にした場合、水色は濃い緑色になります。
 
・さやまかおり
香り豊かで、深蒸し煎茶にすると濃い味なります。
「やぶきた」から選抜育種された、寒さに強い中生種で、
埼玉で誕生しました。
寒暖の差が大きな関東や西日本の山間などで栽培されています。
 
・つゆひかり
耐寒性があり、樹勢も強い早生種です。
「静7132」と「あさつゆ」を交配して選抜育成したものです。
明るい緑色で、爽やかな香気があります。
葉のシルエットは少し締まっているような印象があります。
 
・さえみどり
近年、鹿児島県を中心に普及してきています。
「やぶきた」と「あさつゆ」の交配種で、
「やぶきた」の新鮮な香りと、「あさつゆ」の独特の味わいを併せ持ち、
主に深蒸し煎茶になります。早生種。
 
・おくみどり
濃緑色の色沢で、爽やかなスッキリとした風味です。
外観は細ヨレしやすく、樹勢が強い。
晩生種で耐寒性にも優れているので、山間地での栽培にも向きます。
 
・香駿(こうしゅん)
「かなやみどり」と「くらさわ」を交配したもの。
昭和45(1970)年に誕生し、平成12(2000)年に品種登録された中生種です。
新茶の新鮮な香りにジャスミンに通じるような香りが混ざった、爽やかな香味が特徴です。
 
・さみどり
被覆栽培での特性に優れ、高品質の玉露碾茶になります。
碾茶にすると、冴えのある深緑色で、色むらが少ない仕上がりになります。
煎茶では、甘さが感じさせる香りに。
中生種。
 

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