紅茶ブランド
１７０６年、創業者トーマス・トワイニングが、ロンドン・ストランド地区に
コーヒーハウス「トムの店」をオープンします。
飲み物といえばコーヒー、ジン、エールと考えられていた時代に、
珍しい紅茶を出す「トムの店」は、ロンドン紳士から高い支持を得ました。
そして１７１７年、茶葉を小売りする「ゴールデンライオン」を開設。
当時、コーヒーハウスと言えば男性しか入れませんでしたが、
「ゴールデンライオン」は女性もＯＫ。
この画期的なサービスは多くの女性に喜ばれ、またたく間に人気店となりました。
フレーバードティーを飲む習慣が余りない英国でも認知度が高い紅茶です。
１８３７年、イギリスの繁栄を築いたと言われるヴィクトリア女王により、
王室御用達を授けられて以来、現在まで継続して王室に紅茶を納めています。
保管性や運搬性に優れた、缶や茶筒入りの紅茶を発売したり、
手軽に紅茶が楽しめる、ティー バッグ入り紅茶を初めて発売したり、
紅茶への情熱とチャレンジは続きます。
新しいブレンドも次々に誕生。
２０世紀に入りすぐにブレンドされた「イングリッシュブレックファスト」は、
英国人の朝食のお伴として定着しており、同社の看板商品になっています。
また、時のウェールズ公・エドワード８世のためにブレンドし、その名を戴いた「プリンス オブ ウェールズ」は今もなお人気の商品です。
