紅茶を淹れる
紅茶の色のことを「水色」(すいしょく)と呼び、、
薄黄色から黒褐色まで、実に様々な色があります。
同じ産地の紅茶でも、季節や等級によって水色は異なります。
例えば春に摘まれる「ダージリンのファーストフラッシュ」は
薄黄色や薄オレンジ色で、ちゃんと抽出されていないのではと思ってしまうほど
薄い色をしています。
同じダージリンでも、
「セカンドフラッシュ」はしっかりしたオレンジ色、
秋に摘まれる「オータムナル」は淡いオレンジや赤みがかったオレンジ色と、
実に表情豊か。
ほとんどの紅茶は茶褐色です。
特徴的な水色を持つ紅茶としては、
「ウバ」「アッサム」「ケニア」の鮮やかな赤、「ルフナ」の黒褐色、
そして「キームン」は緑がかったオレンジ色をしています。
水色が異なるのは、紅茶の影響によります。
一般的には、「タンニン」が多いと色は濃く、少ないと薄いと言われていますが、
他の成分とのバランスで、必ずしもそうとは言い切れません。