コーヒー豆
インドネシア中部にあるスラウェシ島で生産されているコーヒーで、
植民地時代にはオランダ王室御用達としてオランダの貴族にも親しまれていました。
アラビカ種の中でも最高峰のコーヒーです。
香りがとてもよく、苦み、酸味、甘みといった味のバランスがとれているため、
コーヒーが苦手な人でも飲みやすいと言われています。
第二次世界大戦で一時は生産が停止してしまいましたが、
日本の老舗企業「キーコーヒー」の援助で復活に成功し、その名を広めるに至ります。
日本との縁の深いコーヒーです。
「トアルコ(TOARCO)」とは、
トラジャのコーヒー豆を復活させた「キーコーヒー」の登録商標です。
「トラジャ(TORAJA)」「アラビカ(ARABICA)」「コーヒー(COFFEE)」から
頭文字を2つずつ取って
「トラジャ地方で採れたアラビカ種のコーヒー」という意味で名付けられました。
かつては「幻のコーヒー」と珍重されていました。
優しい苦味で、独特で芳醇な香りや豊かな甘みが特徴のコーヒーです。
とても丁寧に栽培や加工がされていて、幻の名に相応しいコーヒーです。
コーヒー豆は比較的大粒で、
力強くてパンチのある味なので深煎りによく合います。
クリームのような滑らかさや、
力強いコクのあるコーヒーの味が口中に広がります。
豆を挽いて時からクリーミーな香りが立ち昇り、
まさにグルメコーヒーの名に相応しい上品な味わいです。
力強いコーヒー豆なので、
中煎りから深煎りなどのしっかり焙煎の方がおいしくいただけます。
高級ブレンド用としても使用されていますが、
トラジャコーヒー本来の味を楽しむためには
ブレンドせずにストレートで飲むことをおススメです。
また、クリームとの相性が良いので、
ミルクやクリームを入れて飲んでもおいしいです。