優しいのみもの

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ラッシー

ラッシー(Lassi)

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「スムージー」の起源と考えられているのは、
なんとインドの「ラッシー」なんだそうです。
 
およそ紀元前1000年頃から愛飲されてきたと言われる
「ラッシー」は、
「ダヒ(dahi)」(ヨーグルト)をベースに、
ミルク、水、ハチミツなどをブレンドした乳酸菌飲料です。
過酷な気候で生活する中で生まれた健康ドリンクです。
 
「スムージー」のように
果汁やミルクをブレンドするというアイデアは古くからあり、
決して目新しいものではないのです。
 
 

ラッシー

 
ラッシーとは
ラッシーとは、インドの飲むヨーグルトのことです。
水牛の乳から作る
「ダビー」と呼ばれるヨーグルトを使っているため、
とろっとした口当たりと濃厚な味わいが特徴です。
インドではチャイに並ぶ定番ドリンクであり、
カレーには欠かせないもののようです。
 
基本的な材料は
ヨーグルト、牛乳、砂糖(はちみつ)、レモン汁ですが、
カルダモンやクミンなどのスパイスが効いたものや、
塩味のラッシーなどバリエーションも様々。
濃厚などろっとしたタイプから、
さらっとすっきりしたタイプまで、
好みやシーンに合わせて楽しむことが出来ます。
 
種類

 
日本では甘いラッシーやマンゴーラッシーなどが有名ですが、
本場インドでは、
砂糖で甘味をつけたラッシー「ミーティー・ラッシー」や
果物を加えたラッシーだけでなく、
塩を加えた塩味ラッシー「ナムキーン・ラッシー」や、
ハーブを入れたラッシー、スパイスを加えたラッシーもあるそうです。
このように様々ななアレンジを楽しめるのも、
ラッシーの魅力の一つとなっています。
 
  • ミーティー・ラッシー :砂糖入り
  • ナムキーン・ラッシー :塩味
  • ケーラー・ラッシー  :バナナ入り
  • アーム・ラッシー   :マンゴー入り
  • パピーター・ラッシー :パパイヤ入り
  • チークー・ラッシー  :サポジラ入り
  • ニンブー・ラッシー  :レモン入り
  • アールー・ラッシー  :モモ入り
  • ケーサル・ラッシー  :サフラン入り
  • ズィーラー・ラッシー :クミン入り
  • プディーナー・ラッシー:ミント入り
  • バーング・ラッシー  :バーング入り
    ※ バーング入り(アサの葉と蕾をすり潰したもの)
Wikipedia参照
 
 

飲むヨーグルトとの違い

 
「ラッシー」と「飲むヨーグルト」には大きな差はありません。
但し、法律上(乳等省令)では、
「ラッシー」が「乳製品乳酸菌飲料」や「乳酸菌飲料」なのに対して、
「飲むヨーグルト」は「発酵乳」に区分されることが多くなっています。
牛乳由来のたんぱく質やミネラルなどといった
「無脂乳固形分」の割合が異なるためです。
  • 発酵乳・・・・・・・・8.0%以上
  • 乳製品乳酸菌飲料・・・3.0%以上
  • 乳酸菌飲料・・・・・・3.0%未満
 
 

ダヒ(dahi)

 
「ダヒ(dahi)」はデリーを中心に使われる
ヒンディー語でヨーグルト状の発酵乳のものを言います。
チェンナイなど南インドでは、
「ダヒ(dahi)」は「カード(curd)」と呼ばれています。
 
日本では乳と言えば「牛」の「乳」(牛乳)ですが、
インドでは「水牛(すいぎゅう)の乳」が中心です。
 
「水牛の乳」は固形分比率が高く、水分が少なめなので、
固くてがっしりした仕上がりになっています。
酸味が控えめで「えぐ味」がなく、粘りがないのも特徴です。
糖を加えずに作られており、栄養価が高いのに低カロリーです。
発酵に使われる乳酸菌が違うため、味わいが全く独自のものです。
 
 

基本の「ラッシー」レシピ

 

linderabella.hateblo.jp