優しいのみもの

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ソーダ・サイダー・ラムネ・スカッシュの違い

炭酸水

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暑い日は、炭酸飲料が美味しいですね。
ところで、炭酸飲料には、
「サイダー」「ラムネ」「スカッシュ」「ソーダ」など
いろいろな種類がありますが、
これらの違いをご存知でしょうか?
 
 
結論

ソーダ  :炭酸水と同じもの

サイダー :炭酸水に味付けしたもの

ラムネ  :炭酸水にレモンの香料などを
       混ぜたもの

スカッシュ:炭酸水に果汁をまぜたもの

 
 
 

ソーダとは

 
「ソーダ」とは「炭酸入りの水」のことで、
「炭酸水」、「ソーダ水」とも言います。
一般的には香料や混ぜ物がないため、
無味無臭で、しゅわしゅわとした発砲感がある飲み物です。
 

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味のついた炭酸水である「ラムネ」や
「サイダー」の原料に使われる一方、
広い意味では「ラムネ」や「ソーダ」も含む
炭酸飲料の全般を指します。
 
「ソーダ」は一般的には
香料や混ぜ物がない無味無臭のため、
少し前までは単品で飲まれることは少なく、
アルコールやジュースなどと
一緒に利用されるのが一般的でした。
 
かつてソーダの炭酸は、
重曹こと「炭酸水素ナトリウム」で
作られていました。
そのため「ナトリウム化合物」を意味する
英語の「soda」から、
「ソーダ水」と名付けられ、
日本語も「曹達」の漢字が充てられて
いました。
今では、「二酸化炭素」を水に飽和して
炭酸を作る方法が主流ですが、
名前はそのまま「ソーダ」と呼ばれています。
 

 
炭酸ガスを含む飲料は、
紀元前から飲まれていたそうです。
古代ローマ時代に、
天然の鉱泉や温泉を飲用したことが
始まりと言われています。
エジプトの女王クレオパトラは、
美容と不老長寿の秘薬として、
ワインに真珠を溶かして飲んだと
言われています。
 
ヨーロッパでは、地中から湧き出る炭酸ガスを
含んだ鉱泉が体に良いとされ、医療用として
飲んだり、治療に利用されてきました。
 
炭酸飲料の製造方法が発明されたのは、
1772年、イギリスでした。
自然哲学、教育、化学、神学と幅広い分野の
研究者であるジョセフ・プリストリーが、
石灰石と硫酸との反応により
炭酸ガスを発生させ、
そのガスを水に溶かす方法を発明し、
論文を発表しています。 
それから4年後の1776年、スウェーデンで
炭酸飲料が商業的に生産されました。
そして1808年にアメリカで、
タウンゼント・スピークスマンという薬剤師が、
炭酸水を果汁で味付けしたものを売り始め、
これが現在の炭酸飲料の始まりと
言われています。
 
 

サイダーとは

 
「サイダー」とは、ソーダ水(炭酸水)に
香料や砂糖、クエン酸などをプラスした
味付きの炭酸飲料で、ソーダの一種です。
 

 
「サイダー」という言葉は、
リンゴ酒のフランス語「cidre」に由来し、
元々リンゴ風味の炭酸飲料とみなされて
いました。
日本初の国産サイダーとして知られる
「三ツ矢サイダー」も、明治時代に、
リンゴの香料を加えた炭酸飲料として
発売しています。
 

 
日本で炭酸飲料が初めて作られたのは、
明治元(1868)年、
横浜居留地で「ノース・アンド・レー商会」が
レモネードやジンジャーエールなどの
炭酸飲料の製造を始めました。
明治17(1884)年には、兵庫県多田村平野から
湧き出た炭酸水を飲み物とした
「平野水」の販売が始まりました。
そして、明治40(1907)年に
「三ツ矢」印の「平野シャンペンサイダー」が発売されました。
 

ラムネとは

 
ラムネ 「ラムネ」とは、レモン水を意味する
「レモネード」が訛ったもので、
炭酸水に、レモンやライムといった香料と
砂糖を加えた炭酸飲料です。
 
かつては「サイダー」と「ラムネ」では
味が違いました。
「サイダー」がリンゴ風味、
一方、レモネードを発祥とする「ラムネ」が
レモンやライム風味でした。
 
また、「サイダー」と「ラムネ」は
容器の形も違っていました。
「サイダー」は、王冠で外側から栓をした
胴長丸形の瓶で、
「ラムネ」は、ビー玉で内側から栓をした、
くびれがあるガラス瓶でした。
 
ところが「サイダー」にも
レモン風味が誕生したため、
「ラムネ」と区別がなくなりました。
また、「サイダー」「ラムネ」ともに
味のバリエーションが多様化し、
今では明確な違いがなくなっています。
そのため、味付きの炭酸飲料は
一般的に「サイダー」と呼び、
玉詰めのものを特に「ラムネ」と呼んで
使い分けています。
 
ところで、日本に初めて
炭酸飲料が伝えられたのは、
嘉永6(1853)年にペリーが浦賀に来航した際の
ことです。
船内に積んでいた
「炭酸レモネード」=「ラムネ」を
江戸幕府の役人に飲ませたところ、
栓を開ける時に「ポン」と大きな音がしたので
役人はびっくりして「新式の鉄砲か!」と
思わず腰の刀に手をかけたというエピソードが残っています。
 
そして、明治5年5月4日には、
日本人に初めてラムネ製造の許可が出て、
ラムネは明治初期より親しまれているのです。
その後この日が「ラムネの日」となっています。
 
 

スカッシュとは

 
「スカッシュ」は、果実の搾り汁などに
炭酸水を加えた炭酸飲料のことです。
語源の「squash」には、
押し潰す、搾るといった意味があり、
果汁を搾って入れることを表わします。
レモン入りであれば
「レモンスカッシュ」となります。
同じ味付きの炭酸飲料である
「サイダー」や「ラムネ」とは、
果汁が含まれているかどうかという点が
違います。
ただし最近では
果汁入りのサイダーもあるのですから、
その使い分けは曖昧です。
果汁に重点を置いたものが
「スカッシュ」と言えるでしょう。