炭酸水
炭酸水はいろんな良い効果が期待され、
飲料として利用する他、
美容や料理、ダイエットなど様々なシーンで活躍しています!
(詳しくは、「炭酸水の健康効果」をご覧下さい。)
ですが、炭酸水を利用するに当たっては、
まだまだいくつかの疑問もあります。
炭酸水を水と同じように水分補給に使ってもいいか
炭酸水は炭酸ガスを含む水で、
通常の水と同じように体内に吸収されます。
胃の中でガスの気泡が拡大するので、
通常の水を飲んだ時より、
満腹感を強く感じ、食べ過ぎ予防にもなります。
但し、運動する場合には、多くの水分補給が必要になるので、
炭酸水より普通の水を飲んだほうがいいようです。
骨への影響
「コーラが骨密度を減らす」という説から、
「炭酸水も
骨に悪影響を与えるのではないか?」
と考える人もいますが、
実際には、炭酸ガスを溶かした飲料を飲むことと、
骨密度の変化には関係がないことが分かっています。
胃への刺激
胃への刺激に関しては、炭酸水を飲むと気泡が胃で拡大するため、
以下に該当する人は
炭酸水の摂取が好ましくないケースもあるため注意して下さい。
- 胃酸が逆流しやすい人
- 過敏性腸症候群がある人
- 胃腫瘍がある人
塩分が多いのではないか?
炭酸水には、「塩分(ナトリウム)」は
ほとんどの炭酸水に含まれていないか、
含まれているとしても微量です。
例えば、
「ペリエ」100mLには、ナトリウムが1.18mg含まれています。
ナトリウム量(mg)×2.54=食塩相当量(mg)なので、
ペリエを500mL飲むと、食塩を15mg程摂取することになります。
一方に、厚生労働省が推奨する、
1日当たりの塩分摂取の目標量は
・男性:8g(8000mg)未満、
・女性:7g(7000mg)未満
歯のエナメル質を溶かすのではないか?
炭酸水の多くは酸性のため、
カルシウムを溶かすことが懸念されています。
英国の研究者の報告によると、
水よりは酸性度がわずかに高いものの、
炭酸水で歯のエナメル質が溶ける可能性は非常に低く、
糖入りの清涼飲料水の100分の1以下だそうです。
以上のことから、
炭酸水による体への影響はほとんどなく
基本的には水の代用としても活用できます。
但し、糖分や風味が加わった炭酸水は、
清涼飲料水と同じでカロリーに要注意です。