炭酸水
天然炭酸水と人工炭酸水
炭酸水には、
「天然のもの」と「人工的につくられたもの」があります。
「天然炭酸水」はその名の通り、
元々炭酸ガスが含まれている
地下水(ミネラルウォーター)を指します。
「人工炭酸水」は、人工的に炭酸ガスを加えたものです。
天然水にガスを加えたもの、純水にガスを加えたものなど、
いくつかの種類があります。
ヨーロッパなどでは、
元々「天然炭酸水」が多いことで知られており、
様々な種類の「天然炭酸水」が、日本にも輸入されています。
一方日本では、「天然炭酸水」は少なく、
「人工的につくられたもの」がほとんどです。
「天然炭酸水」や「天然水に炭酸ガスを加えたもの」は、
原水の性質によって味わいも大きく異なります。
「純水」や「水道水」などを原水としたタイプは、
水自体のクセは少なく、炭酸が強めのものが多いので、
お酒を割るのにもおススメです。
炭酸水の硬度の違い
水に含まれるミネラル、具体的には、
マグネシウムとカルシウムの合計含有量によって表されるのが、
「硬度」です。
「硬度」によって、「硬水」や「軟水」といった区別がされます。
先述の通り、ヨーロッパには天然炭酸水が多く、
同時に「硬度」の高い水が多いという特徴もあります。
一方、日本でつくられている炭酸水は、「軟水」のものが多いようです。
一般に、「軟水」の方が飲みやすいと言われていますが、
炭酸水の場合は「硬水」でも比較的飲みやすいと言われています。
他にも、炭酸水に含まれているミネラルの種類、
例えばナトリウムやカリウムといった種類やその量によって
味わいは大きく異なります。
炭酸の強さ
最近、「強炭酸」とか「弱炭酸」といった表示がされている
炭酸水が販売されていますが、
現在のところ、炭酸の強さについて明確な基準はなく、
メーカーが独自に
「強炭酸」あるいは「微炭酸」と表示しているケースが多いようです。
天然炭酸水
天然水に天然の炭酸が含まれているものを
「天然炭酸水」と言います。
人工的に炭酸を加えた炭酸水よりも
比較的優しい口当たりになるのが特徴で、
炭酸が抜けにくいのもポイントです。
炭酸の強さは産地によって異なります。
天然水炭酸水
水源地から採水されるミネラルウォーターに炭酸を加えた水を
「天然水炭酸水」といいます。
味は水の硬度によって異なり、炭酸の強さは製品によって
調整されているのが特徴です。
- S.Pellegrino(サンペリグリノ)
- GALVANINA BLU(ガルバニーナ)
- サントリー
南アルプスの天然水スパークリング - サンガリア
伊賀の天然水炭酸水
人工炭酸水
人工的に作り出した純水に炭酸を加えたものを
「人工炭酸水」と言います。
天然炭酸水よりも
比較的炭酸の強い製品が多く、ラインナップされています。
ドライな口当たりなので、お酒を割る炭酸水にもオススメです。
一般的に、瓶入りの方がペットボトルに比べて炭酸がよく保たれています。