コーヒー
ベトナムは世界第2位のコーヒー豆生産国です。
「ベトナム式コーヒー」とは、
コーヒー大国ベトナムでの飲まれている濃いめのコーヒーと
コンデンスミルクの甘さが癖になる、エスニックコーヒーです。
日本でも人気が高く、ベトナム料理店などで楽しむことが出来ます。
ベトナムは、植民地支配を受けたフランスの影響が色濃く残っており、
「ベトナム式コーヒー」は、深めに煎ったコーヒー豆を
フランスの伝統的なフィルターである「組み合わせ式フィルター」で抽出し、
コンデンスミルクを加えたコーヒーです。
高温多湿のベトナムでは、新鮮な牛乳を手に入れにくい環境だったため、
コンデンスミルクを代用したのが始まりとされています。
適したコーヒーと分量
一杯分の目安は、
コーヒーの粉12~15gに対し、お湯は120cc程度。
金属製のフィルターは穴を開けただけになっているので、
コーヒーは「中挽き」程度にし、
細かく挽き過ぎないように注意しましょう。
そして、濃厚なミルクに負けない濃いコーヒー液にするために、
「フレンチロースト」など「深めに焙煎」したものをお使い下さい。
また、ベトナム式コーヒーに欠かせないのが
「練乳(コンデンスミルク)」です。
こちらは一杯当たり、20~15gを目安にお好みで加えて下さい。
美味しい淹れ方
1.フィルターにコーヒーをセットする
中蓋を開けて、フィルターに杯数分のコーヒーを入れます。
2.中蓋を締める
中蓋を乗せネジで締めます。
きつく締め過ぎると抽出にかかる時間が長くなり、
濃い目のコーヒー液になります。
蓋の締め加減でお好みの濃さに調整してみて下さい。
3.お湯を注ぎ蒸らす
予めコンデンスミルクを入れておいたグラスの上に
コーヒーをセットしたフィルターを乗せ、
穴の開いている中蓋の上から、
少量のお湯を注いでコーヒーを蒸らします。
4.抽出する
20秒程度おいてコーヒーを蒸らしたら、
残りのお湯を注いで、上蓋をし、
コーヒー液が全てグラスに落ち切るまで待ちます。
5.フィルターを取る
抽出が終わったら、
上蓋を裏返してその上にフィルターを置きます。
コーヒーとコンデンスミルクをよく混ぜて、完成!
アイスコーヒーの場合
予め氷の入ったグラスを別に用意しておき、
抽出後、コンデンスミルクとよく混ぜたコーヒーを
一気にグラスに注いで冷やします。