日本茶
緑茶を選ぶ時は、
「茶葉の形」、「香り」、「色」などがポイントになります。
まず、外観で判断してから、香りを確かめ、
試飲して湯の色や味を確かめましょう。
細く奇麗に撚れている緑茶は、柔らかい若芽で作られた証拠です。
葉の形と香りをチェック
形を見る
「煎茶」や「玉露」のように、よく揉んで作るお茶は、
見た目にも良し悪しが表れます。
どちらも細くて光沢があるものが上質とされますが、
「剣先」が含まれていることも重要なポイントです。
「剣先」とは、撚れて針のように細くなった茶芽の芯のことで、
柔らかい新芽を使って、丹念に揉まれたお茶である証拠です。
「深蒸し茶」は、蒸し時間が長いため葉の組織が柔らかくなり、
揉む時に葉が細かく、「煎茶」に比べて茶の形は崩れていて、
粉が多くなりますが、決して粗雑なお茶ではありません。
色、艶を見る
「玉露」や「煎茶」は、
深い緑色で表面に艶があるものが良いものです。
「深蒸し茶」は、やや飴色がかっており、粉が多いため
光沢のある葉は少なくなっています。
触ってみる
「玉露」や「煎茶」は、手触りがしっとりとして、
重さを感じるものが良いとされています。
おススメは試飲も出来る専門店
緑茶を選ぶ際にこだわりたいのが、お店です。
今では緑茶はスーパーマーケットやコンビニでも売られていますが、
やはり試飲が出来て、お店の人のアドバイスも受けられる専門店が
おススメです。
専門店になると日本茶インストラクターがいると思いますので
気軽に質問などしてみて下さい。
商品豊富・管理のよいお店で、こまめに買うことが大切です。
お店選びのポイント
- 商品の回転がいい
- 同じ価格の緑茶が種類多く置かれている
- 商品管理がいい
(冷蔵庫、茶箱などに入れあり、外気や光にさらしたまま売っていない)
甘くてまろやかなお茶を好みの方
- 深蒸し茶
(渋味や苦味が少なく、まろやかな味わいに) - かぶせ茶
(旨味が増し、渋味が減る) - 一番茶
(苦味が少なく、旨味が多い) - 早摘みの茶
(旨味成分が多い)
深蒸し茶が多い産地は、
一般的に「知覧茶」「枕崎茶」「有明茶」などです。
鹿児島県以外では、
「都城」(宮崎)や「岳間茶」(熊本)などです。
品種としては、
「めいりょく」 など
アミノ酸の割合が高く、カテキンは少ない品種です。
渋みのあるお茶が好きな方
- 普通煎茶
- 露地(露天)栽培 ・・・ カテキンが多い
- 一番茶 ・・・ カテキンとテアニンのバランスが良く、
苦味が少ない - 最盛期頃のお茶 ・・・ 旨味成分が多い
「二番茶」が最もカテキンが多くなりますが、
渋味があっても苦いお茶は余り好まれません。
心地よい渋味と旨味成分のバランスよい茶葉が
美味しいお茶になります。
緑茶を購入される際は、緑茶の品質のためにも、
100gずつ位に小分けにしてもらって、
真空処理などしてもらって下さい。
産地100%の見分け方
産地の原料使用割合が100%のものは
その「産地名」を表記出来ます。
「鹿児島茶」と書いてあれば、
100%鹿児島産のお茶です。
50%以上100%未満の場合は、
ブレンドであることが分かるように
「鹿児島茶ブレンド」などのように
書かれています。
お茶を購入されたら、涼しい場所で保管下さい。
(特に、夏場は冷蔵庫での保管がおススメです。)