優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

急須~急須の取っ手の位置

日本茶の道具

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「急須」は
お茶を淹れる時にはかかせない、そして美味しく楽しむための道具です。
 
美味しいお茶を淹れるためには、そのお茶にあった急須の選び方が大切です。
急須には、大きく分けて4つのタイプがあります。
 

<急須のタイプ>

  1. 横手型(よこてがた) 急須
  2. 後手型(うしろでがた)急須
  3. 上手型(うわてがた) 急須
  4. 宝 瓶(ほうびん)
 
 

1.横手型急須

注ぎ口とほぼ直角に棒状の持ち手があるタイプが
「横手型急須」です。
日本茶用の急須としては、
最も伝統的で一般的な物がこの横手型です。
片手で蓋を押さえながら
お茶を注ぐことが出来るのが特徴で、
小中サイズのものが多く、
少人数で煎茶を淹れるのに適しています。
持ち手が横に付いているため、収納性は余りよくありません。
 
 

2.後手型急須

注ぎ口と一直線上の反対側に持ち手があるタイプが
「後手型急須」です。
紅茶のティーポットや、中国茶の急須に多い形状で、
向かいにいる人の茶碗にお茶を注ぐ時にも、
注ぎやすい急須です。
比較的、高さのある形状のものが多いです。
 
 

3.上手型急須

持ち手が急須の上についているタイプが
「上手型急須」です。
お湯の量が多く重くても持ちやすいので、
土瓶など大きなものによく見られる急須です。
番茶やほうじ茶など、
淹れる温度が高温で、
お湯の量を余り気にしなくていいお茶に向いています。
 
 

4.宝瓶

持ち手がないタイプの急須が宝瓶です。
小さいサイズのものが多く、
持ち手がないので、直接持っても大丈夫です。
玉露や上煎茶などの低温で淹れるお茶に適しています。
持ち手がないので
コンパクトに収納出来るのも特徴です。
京都宇治では一般的に使用されている急須です。