日本茶・茶葉
昭和40(1965)年に、
明治20(1887)年頃に多田元吉(ただもときち)が
インドから導入した種子から選抜された品種
「べにほまれ」 を母親に、
昭和29(1954)年に第二次マナスル登山隊に参加し、
後に隊長を務めて初登頂に成功した槇有恒(まきゆうこう)が、
農林省を通して鹿児島県に寄贈した種子から育成された
「枕Cd86」 を父親に交配された組合せから選抜されました。
平成5(1993)年に命名登録 (農林登録) 、
平成7(1995)年に品種登録 (種苗登録) された、
日本で初めての紅茶・半発酵茶兼用品種です。
元々、紅茶用として開発された茶の木を緑茶の製法で作ったものです。
やや渋みが強く香りが良いのが特徴です。
抗アレルギー機能を持つ、メチル化カテキンを豊富に含むことから、
花粉症対策として「健康補助食品」などにも利用されています。