Yarrow(ハーブティー)
「ヤロウ」はヨーロッパと西アジアの原産で、
ヤロウは干上がった土壌でも自生する丈夫なハーブで、
世界中の温暖な地域の道端や畑の周辺などに自生しています。
枝には細かい葉が対になって密集しており、
それがノコギリの歯のように見えたことから
「ノコギリソウ」と名付けられました。
学名のAchillea(アキレア)は、
ギリシャ神話の英雄アキレスがトロイ戦争の際に
兵士の傷をこのハーブで癒したことに由来しています。
古くから傷薬として重宝され、
スコットランドでは伝統的な傷薬の軟膏が「ヤロウ」から作られています。
キリっとした香りと辛味
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「ヤロウティー」を熱くして飲むと、
発汗を促して毒素を体外に排出させるので、
熱を伴う風邪や咳、咽頭炎といった感染症を緩和するのに役立ちます。
利尿作用もあるため、膀胱炎など泌尿器系の感染症にも有効に働きます。
ロマなどの移動民族から伝わったとされる、
ヤロウ、エルダー、ミントの
ブレンドティー(各小さじ1/3)は、
風邪を引いた時のレシピとして、
古くからヨーロッパで飲まれているそうです。
生理不順を改善したり、
生理痛による骨盤周辺の痙攣や憂鬱を和らげたりするなど、
女性の体調を整えるハーブとして重用されています。
また、ネガティブな気分を浄化してくれるとも言われています。
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ハチミツを加えると更に美味しくいただくことが出来ます。
<関連事項>
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