優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

カモミール・ジャーマン

German Chamomile(ハーブティー)

f:id:linderabella:20200625102036j:plain

ストレスや胃のトラブル、生理痛に

 
「ジャーマン・カモミール」は、
ほのかにリンゴのような甘い香りをもつ、
最も人気のあるハーブティーの一つです。
 
穏やかな鎮静作用があり、
イライラや興奮、緊張、不安を鎮めたい時におススメのハーブで、
神経が昂ぶって眠れない夜は、
温かいハーブティーにして飲むと、安眠へと誘ってくれるでしょう。
 
花を牛乳で煮出したミルクティーは、
不眠症や生理痛の緩和にも役立ちます。
花をハチミツ漬けにしたり、
リンゴなどの果物と一緒に煮るのもおススメです。
 
 

ハーブティーの特徴

味や香り

味や香りの特徴
リンゴのような香りと
自然の甘味でまろやかな口当たり
 
ローマン種はお茶にすると苦味が出るため、
飲用にはジャーマン種がおススメです。
 
 
 ドライは特有の果物と花を足した強い香りがあります。
 ティーは青リンゴのようなフルーティー感と
 温かい花の香りです。
 茎部分が多いと、ハーバルな香りが強くなります。
 「セスキテルペン類」の「ビサボロール」の
 甘味のある香りがほのかに香ります。
 
 甘酸っぱく果実を思わせる濃厚な風味です。
 砂糖などとは違う自然な甘さがほのかにあり、
 苦味や渋味がほとんどない穏やかな味です。
 抽出5分以降からエグ味などが出ます。
 3分だと味が薄いが苦味も少ないため、
 軽めで飲みたい時は
 3分以内に抽出すると良いでしょう。
 
・ドライ:乾燥花の黄色
・水色 :フラボノイド色素の薄黄色で透明
 
 

ハーブティーの基本的な淹れ方

  • 1杯当たりの量:小さじ2
  • ベスト抽出時間:蒸らし5分間
 

飲み方ワンポイント

ハーブティーの代名詞とも言えるハーブですが、
苦手な人も多いので、
お客様などに出す際は気を付けた方がいいでしょう。
基本的に味の濃い物や香りの強いものと組み合わせると、
その風味が消されてしまう一方、
量が多いと苦くなるので注意が必要です。
花粉が多い場合、敏感な方には注意します。
 

ブレンドにおすすめハーブ

リラックス
  オレンジブロッサム、レモンバーム、エルダーフラワー
 
ストレス性の不眠
  オレンジブロッサム、リンデン、パッションフラワー
 
胃腸の不調
  レモンバーム、ペパーミント、オレンジピール
 

料理・スイーツ、お酒との相性やおススメの組み合わせ

意外とイタリアンに薄めのカモミールティーが合います。
香りの良いカモミールティーに、
白ワインと甘酸っぱいリンゴを加えた
ホットドリンクもおススメです。
 
 

健康効能

 
炎症を鎮める消炎作用にも優れ、蒸気を吸い込むと、
花粉症や鼻詰まりの解消に役立ちます。
気管支炎に役立ちます。
ハーブティーを飲むのは勿論、うがいに使用するのもおススメです。
 
また、体を温めることから、
冷えや生理痛、風邪のひき始めの悪寒などに利用出来ます。
 
鎮痙作用が胃痙攣や生理痛に役立つ他、
胃腸の調子を整える働きがあり、
胃痛、胃炎、胃潰瘍などの胃のトラブルに役立つ他、
ストレスの下痢や過敏性腸症候群にも有効です。
 
Data
  • 学  名:Matricaria recutita
  • 科  名:キク科
  • 使用部位:花
 <主な成分> 
   精油(α-ビザボロール、カマズレン)、
   セスキテルペンラクトン(マトリシン)、
   フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、
   コリン、クマリン、タンニン
 
 <主な作用>
   鎮静、抗炎症、駆風、発汗、利尿、抗ヒスタミン、
   殺菌、健胃、弛緩、創傷治療、鎮吐
 
 <適  応>
   胃炎、胃潰瘍、皮膚炎、生理痛、不眠、冷え性、
   ストレス、イライラ、不安、利尿、鎮痛、
   痙攣性の腹痛、消化不良、食欲不振、過敏性腸症候群
  [外用]皮膚炎、口内
 
 <注意事項> キク科アレルギーの方は避けて下さい
 
 
 

ティー以外の使用法

入浴

  f:id:linderabella:20210107064842j:plain

皮膚炎には、濃いめに淹れたハーブティーを
化粧水として肌につけたり、
ティーをお風呂に入れて入浴するとよいです。
 
ハーブ湿布

f:id:linderabella:20210322113726j:plain

 

火傷や湿疹、アトピー性皮膚炎、傷の手当の他、
肩こりや腰痛、目の疲れにもいいです。
 
うがい

f:id:linderabella:20201212104838j:plain

 

風邪やインフルエンザなどの、
喉の痛みに、
ハーブティーを冷ましてから
うがい液として利用して下さい。