茶器(Royal Doulton)
「ロイヤルドルトン」は、1815年にジョン・ドルトンが
ジョン・ワットの共同出資を受けてロンドンのランベスで創業しました。
ドルトンの大きな飛躍は息子のヘンリー・ドルトンの代になってからです。
ヘンリーはまず蒸気機関を取り入れ生産効率を高め、
排水設備や洗面器や便器などの衛生用品を製品化し、
ロンドンの都市化に大きく貢献しました。
そして、1877年に現在も本社となっているバースレムに窯を移転。
その後、ファインボーンチャイナを一早く導入、
テーブルウェアの製作で大成功を収め、
1887年、ヴィクトリア女王より陶磁器界初のナイトの称号を得ます。
1901年には、エドワード7世から王室御用達を賜りました。
その後、ミントン、ロイヤルアルバート、ロイヤルクラウンダービーを傘下に収め、
世界最大の陶磁器メーカーの一つとなりました。
しかし2015年7月には、ロイヤルコペンハーゲンを所有するフィンランド企業、
WWRDグループホールディングスの一員となりました。