優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

ローズヒップ

Rosehip(ハーブティー)

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熟れたトマトのような甘い香りとわずかな酸味

 
鮮やかな赤い色の「ローズヒップティー」。
バラが花が咲いた後につく果実(偽果)
「ローズヒップ(rose hip)」から作られます。
「ローズヒップティー」には、女性に嬉しい効果が沢山あります。
 
 

「ローズヒップ」とは

 
「ローズヒップ」は、
バラの花のあとが膨らんで出来る実(偽果)ことを言います。
バラの花に比べて華やかな香りはありませんが、
成分としてはむしろ「ローズヒップ」の方が注目のハーブです。
ビタミンの宝庫で、ビタミンA・B・C・E・Kなどが豊富で、
中でもビタミンCは、レモンの数十倍含まれていて、
「ビタミンCの爆弾」と称されるほどです。
他にも、βカロチン、鉄分やカルシウムなども豊富に含まれています。
 

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「ローズヒップティー」の香りと味わい

 
「ローズヒップは酸味が強い」というイメージがあります。
ローズヒップはハイビスカスとブレンドされていることが多いのですが、
実はこの「ハイビスカス(ローゼル)」に含まれているクエン酸が
強い酸味の原因なんです。
「ローズヒップ」自体は比較的穏やかな酸味で、
どちらかというと、トマトのような風味があるといった感じです。
(ローズヒップには「リコピン」が含まれています。)
ただ、酸味が気になる方は蜂蜜を加えてお召し上がり下さい。
 
 香りと味わい 
・ドライ:甘酸っぱい果実のような香り
・ティー:ほんのり酸味のある
     フルーツのような香りが出てきます。
 
酸っぱいイメージがありますが、
ティーには強い酸味はなく、
ほんのり甘酸っぱく、
トマトのような青い風味があります。
果実酸の酸味とリコピンのトマト風味、
酸とペクチンでトロミがつき、湯が柔らかくなり、
昆布だしのような風味も残ります。
抽出時間は少し冷めた方が甘味を感じやすく、
10分ほど置くとかなり甘味が出ます。
数時間液体に浸けておくと、トロトロになります。
 
・ドライ:深紅
・水色 :橙
 
 
ハーブティーの基本的な淹れ方
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  • 1杯当たりの量:小さじ2
  • ベスト抽出時間:蒸らし10分間
 
飲み方ワンポイント
シングルだと味の特徴が弱いので、
市販品には「ハイビスカス」など特徴が強いハーブと
ブレンドされていることが多いハーブです。
 
軽い酸味があるくらいなので、
比較的多くのハーブとブレンドしやすいです。
 
シングルで淹れる時は、
抽出された成分がティーポットの底に溜まるので、
かき回して成分を均一にしてから、カップに注ぎます。
実の部分には脂溶性ビタミンが多く含まれているので、
そのまま残った実を食べるとよいです。
 
だしがらをハチミツと混ぜると、美味しい即席ジャムになります。

 

ローブヒップティーの健康効果

 
ビタミンCの爆弾 ●~*
「ローズヒップ」には
ビタミンやミネラル、カルシウムといった栄養素が豊富に含まれています。
中でも「ビタミンC」の含有量が突出し、
「ビタミンCの爆弾」と称されるほどです。
 
美肌効果
「ビタミンC」は、メラニン色素の生成を抑えてシミを予防し、
コラーゲンの生成を助けて、美肌やアンチエイジングに効果を発揮します。
また、「ビタミンE」「リコピン」「βカロテン」など
抗酸化作用を持つ成分が豊富に含まれているため、
肌のターンオーバーを促進して健康な状態を維持します。
加えて「ビタミンE」には、紫外線から肌を守る効果もあります。
 
風邪予防・疲労回復
「ビタミンC」はまた、疲労の回復を早めてくれる効果も期待されます。
ローズヒップは免疫力・殺菌力を高める栄養分も豊富ですから、
風邪予防にも効果を発揮し、
また抗酸化作用を持つ成分が豊富に含まれているため、
体内の新陳代謝もよくしてくれます。
 
ホルモンバランスを整える
「ビタミンE」は、
女性ホルモンの一つである黄体ホルモンの材料になるため、
女性ホルモンのバランスを整え、
生理痛の軽減や月経トラブルの改善などに役立ちます。
また、妊娠中の栄養補給としても効果的と言われています。
 
便秘解消・腸内環境改善・利尿効果
食物繊維などの栄養分がたっぷり。
便通を促し、腸内環境を整えるのに役立ちます。
ペクチンやフラボノイドといった成分が含まれるため、
緩下作用や利尿作用があり、お通じを良くしてくれます。
 
ハーブのデータ
 Data 
  • 学  名:Rosa canina [ロサ・カニナ]
  • 和  名:イヌバラ(犬薔薇)、ノバラ(野薔薇)
  • 科  名:バラ科
  • 使用部位:偽果
  • 原 産 地 :ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
  • 主な作用:ビタミンCの補給
         鎮静、消化促進、強壮、抗酸化、緩下、利尿
  • 主要成分:フラボノイド、リコピン、ペクチン、
         ビタミン、ナトリウム  
  • 適  応:感染症予防、便秘、シミ・しわ、肌荒れ
  • 注意事項:特になし
 
 

ローズヒップのブレンドの例

 
ローズヒップは、旨味と微かな甘酸っぱさを持っているため、
ブレンドのまとめ役になることが多いハーブです。
また、ビタミンCを多く含んでいるので、特に美肌効果が期待出来ます。
 
ずっと健康で美しくいたい
「ローズヒップ」(小さじ1/2)
「ローズ」(小さじ1+1/2)+「ルイボス」(小さじ1/4)
 
肌がくすんで張りがない
「ローズヒップ」(小さじ1)
「ローズ」(小さじ1)+「ネトル」(小さじ1/2)
 
日焼けしたくない
「ローズヒップ」(小さじ1)
「ヒース」(小さじ1)+「ルイボス」(小さじ1/4)
 
ストレスでお肌ボロボロ
「ローズヒップ」(1/2)
「ジャーマンカモミール」(小さじ1)+「リンデン」(小さじ1)
 
疲れを翌日に持ち込みたくない
「ローズヒップ」(小さじ1+1/4)
「ジャーマンカモミール」(小さじ1/2)+「ルイボス」(小さじ1/4)
 
疲れが取れなくて気持ちが沈んでいる
「ローズヒップ」(小さじ1)
「ハイビスカス」(小さじ1)+「ローズマリー」(少々)
 
慢性的な便秘に
「ローズヒップ」(小さじ1/2)
「ダンディライオン」(小さじ1+1/4)+「フェンネル」(小さじ1/4)
 
 

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