優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

日本の緑茶

日本茶・茶葉

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普通煎茶

 
最もポピュラーな日本茶です。
黄色がかった水色、爽やか香り、甘味、渋味、苦味の
程良いバランスを楽しむことが出来ます。
「普通」とは、
摘採後の生葉の酵素を止めるための蒸し時間が
標準(25~30秒程度)であるという意味です。
 
 

深蒸し煎茶

 
「普通煎茶」よりも、茶葉を蒸す時間が
2~3倍程度(60秒から80秒程)長くしたお茶のことです。
静岡県の牧野原周辺が発祥とされています。
長く蒸しているため、水色は濃い目の緑色となり、
渋味や苦味が抑えられまるやかな味わいが特徴となります。
 
 

釜炒り茶(釜炒り製玉緑茶)

 
生葉の酵素の働きを、釜で炒って止めたものです。
釜で炒るため、
「釜香」(かまか)と呼ばれるこうばしい香りがします。
精揉機で揉まないため、
勾玉上に曲がった形状に仕上がっています。
宮崎や佐賀などの九州を中心に生産されています。
 

蒸し製玉緑茶

 
釜炒り茶の釜で炒る作業を、蒸す作業に代えたものです。
精揉機で揉まないため、勾玉状に曲がった形状から、
「蒸しグリ茶」とも呼ばれれています。
渋味は釜炒り茶に比べて強め。
主に静岡県や九州各県で生産されています。
 
 

かぶせ茶

 
新芽が出た後に1週間程、
茶畑のまわりに棚を作り、
その上に葦簀(よしず)などの自然素材や
黒い化学繊維で覆いをした「覆下茶園」で
被覆栽培(ひふくさいばい)にて栽培された茶葉を
煎茶と同様にして製造したものです。
「冠茶」と漢字で表記されることや、
関西地区では「熱湯玉露」という名前で売られていたりします。
被覆をしているので、渋みが抑えられ、甘味や旨みが増し、
「覆い香」(おおいか)と呼ばれる
青海苔に通じる香りを持っています。
煎茶と玉露の中間のような味です。
 
 

玉露

 
茶葉摘み取り前の一定期間、
茶畑のまわりに棚を作り、
その上に葦簀(よしず)などの自然素材や
黒い化学繊維で覆いをした「覆下茶園」で
被覆栽培(ひふくさいばい)された新芽だけを使って作られた
日本茶を代表する緑茶です。
被覆期間は通常20日以上。
旨味が強く、覆い香(おおいか)もはっきりとしています。
生産量が少ないので、珍重されています。
 
 

碾茶(抹茶)

 
玉露と同じように被覆栽培した新芽を蒸して、
その生葉を揉まないで乾燥した碾茶(てんちゃ)
茶臼(もしくは粉砕機)で挽いて微粉状に製造したものです。
強い苦味の中に、まろみのある優しい甘味が感じられます。
茶殻が出ず、お茶の成分を丸ごと摂取できるのも魅力です。
 

ほうじ茶

 
煎茶や茎茶などを、高温で炒ったものです。
炒ることでカフェインが破壊され、
渋味はほとんどなく、胃にも優しく、
就寝前にも飲むことが出来ます。
香ばしく、軽くてさっぱりした風味なので、
食後のお茶にもピッタリです。
 
 

玄米茶

 
干飯を炒って、煎茶や番茶などにブレンドしたお茶です。
「玄米」という名が付いていますが、
玄米ではなく白米やもち米を使われていることが多いです。
香ばしい香りが魅力的です。
最近では、玉露などを使った上級品も登場しています。
 

お茶の選び方

 

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