foamed milk / steamed-milk foam
コーヒーにはミルクやクリームなどの乳製品がよく合うため、
アレンジコーヒーには欠かせない材料です。
これらを温めたり、泡立てたり、ホイップクリームにしてアレンジコーヒーに
使われます。
「フォームドミルク」と「スチームドミルク」は、どちらも同じミルクですが、
作り方が違います。
簡単に言えば、
「フォームミルク 」は泡状のもので、「スチームミルク」は液体状のものです。
フォームドミルク
「フォームドミルク」とは一言で言うと、
空気が入って泡状になったミルクのことを指します。
エスプレッソマシンなどについているスチームを入れることで、
液体のミルクを温めると同時に泡状にすることが出来ます。
口当たりが柔らかい、きめ細やかな泡になることが、
良いフォームドミルクの特徴です。
「フォームドミルク」を使うドリンクには、
「カフェラテ」や「カプチーノ」などが挙げられます。
「フォームドミルク」を使うコーヒーの種類と割合
カフェで出てくるコーヒーで「カフェラテ」や「カプチーノ」などがあります。
エスプレッソ、フォームドミルク 、スチームドミルクなどの組み合わせと、
それらの割合の違いから異なる名前がついています。
フォームミルク を使ったいくつかのドリンクの割合の違いを紹介します。
カプチーノ
「フォームドミルク」と「スチームドミルク」の割合は、「1:1」です。
フォームドミルクの割合が多くなると「ドライカプチーノ」と言い、
スチームドミルクの割合が多くなると「ウェットカプチーノ」と言います。
カフェラテ
「フォームドミルク」と「スチームドミルク」の割合は、「1:9」です。
フォームミルクは表面に覆われている程度です。
カフェモカ
「フォームドミルク」と「スチームドミルク」の割合は、4:6です。
更に「ホイップクリーム」や「チョコレートソース」が加わったものです。
マキアート
マキアートには、スチームドミルクは入っていません。
本来は、エスプレッソにスプーン1杯程度のフォームドミルクを乗せたものです。
カフェによっては、
フォームドミルクとエスプレッソの割合が1:1で加えられたものもあります。
泡立て器を使ったフォームドミルクの作成
まずは温かい普通の牛乳だけをマグカップに入れて、
フォームドミルクは後からスプーンなどですくって入れると良いでしょう。
<鍋で作る>
● 鍋に牛乳を入れて火にかけ、60~70℃で撹拌して作ります。
70℃を超えると泡立たなくなるので注意(沸騰させない!)。
<電子レンジで作る>
- 牛乳を電子レンジで温めます。
- 次に泡立て器を牛乳の表面に沿って空気が入るように泡立てるだけです。
<ミルクフォーマーで作る>
泡立て器で撹拌するのが面倒な人はミルクフォーマーが便利です。
[参考] ミルクフォーマーの種類
電 動 タ イ プ |
ミルクフォーマーの中で最も種類が多く、
スタンダードなのがスクリュータイプ。
電動式でスティックの先端に撹拌シャフトがついており、
ふわふわのミルクが簡単に作れます。
リーズナブルな価格。
1~2人分のドリンクを用意する時にピッタリ。
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スイッチ1つで、
スピーディーにきめ細やかな泡が立てることが出来る。
ハイパワーなので、
スクリュータイプや手動タイプに比べて、潰れにくく、
しっかりとした泡が作れます。
冷たいミルクも泡立てられる他、
ミルクを泡立てながら温められる機能を備えており、
アイスとホットに対応しているのが特徴。
ホットドリンクを作りたい時に、
電子レンジに入れてミルクを温める手間が省けます。
一度に沢山のミルクが泡立てられるので、
来客が多い方や、家族分のドリンクを用意したい方に
おススメ。
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手 動 タ イ プ |
容器にミルクを入れて蓋をし、
レバーを上下させることで泡立てるタイプ。
手動のシェイカータイプよりもしっかりと泡立てられ、
本格的なドリンクが作れます。
メッシュ部分はシングルとダブルがあり、
ダブルだと冷たいミルクでもしっかりと泡立てられるため、
自宅で美味しいアイスラテを作りたい方におススメ。
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ミルクを容器に入れ、シャカシャカと振って泡立てるタイプ。
コツが必要ない上、リーズナブルなアイテムが多いので、
ミルクフォーマーを手軽に試してみたい方にピッタリ。
シンプルな構造のため食洗器に対応しているモノも多く、
お手入れが簡単なのが魅力。
また、軽量で持ち歩きやすいので、
キャンプなどのアウトドアシーンで
本格的なドリンクを作りたい方におススメ。
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スチームドミルク
「フォームドミルク」はミルクを蒸気で温めながら作られた泡ですが、
「スチームドミルク」は
蒸気で温められた際に泡にならなかった普通のミルクの部分で、
簡単に言えば、ただの液体状のホットミルクです。
なので、冷たい牛乳をエスプレッソマシンなどについている蒸気で温めた際に、
泡状の「フォームドミルク」と液体状の「スチームドミルク」の両方同時に出来ることになります。