ハーブティー(Marsh mallow)
「マーシュマロウ」は、ヨーロッパ原産のハーブで、
marsh(低湿地、沼地)mallow(マロウ)の名前の通り、
湿地や低地、川岸などに自生しています。
花や葉も利用しますが、根の方が薬効のある粘液質を多く含みます。
その歴史は古く、栄養も豊富なため、
古代ギリシャ・ローマ時代から薬用や食用として用いられていました。
以前は、お菓子のマシュマロの原料として使われていました。
今日、「マーシュマロウ」は原料として使用されず、
ゼラチンや卵白を利用して作られます。
香りがなく、ウッディーな味わい
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「マーシュマロウ」は栄養価に大変優れたハーブで、
ハーブティーにして常飲すると健康の維持・増進に役立ちます。
傷ついた粘膜を保護して修復するので、
胃潰瘍や胃炎、喉の炎症、口内炎などにおススメです。
下痢で傷んだ粘膜を保護する一方、粘質物が弁の通りを良くするので、
便秘の解消にも役立ちます。
血糖値を下げる効果や利尿効果、緩下効果などがあると言われています。
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「マーシュマロウ」は、粘膜保護作用に優れており、
粘液質が粘膜を覆って外部の刺激から守ってくれます。
また抗炎症作用もあり、体の内外の炎症を鎮めてくれます。
消化器系の炎症(胃潰瘍、胃腸炎など)や
呼吸器系の不調(のどの痛み、咳、気管支炎など)に効果的です。
膀胱炎など泌尿器系の炎症にも効果があります。
湿布として外用しても粘液質が患部を覆って炎症を改善してくれます