Summer savory(ハーブティー)
「サマーセイボリー」は地中海沿岸を原産とするシソ科の植物で、
ローズマリーや薄荷に似た爽やかな芳香が特徴で、
スパイスとしても利用されています。日本では「キダチハッカ」と呼ばれます。
「豆のハーブ」と呼ばれ、料理に使用されることもありますし、
古くは胃腸の調子を整え、食欲不振を改善する薬草としても重宝されていました。
セイボリーには代表的な二つの種類があります。
一年草の「サマーセイボリー」と多年草の「ウィンターセイボリー」です。
ハーブとしては
「サマーセイボリー」の方が香りが豊かで柔らかいため重宝されていますが、
「ウィンターセイボリー」は通年収穫できるというメリットがあります。
ピリッとした風味があるスパイシーな味
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サマーセイボリーは「ペッパーハーブ」と呼ばれることもあり、
スパイシーな辛味がありますが、後味はすっきりと爽やかです。
消化を助ける作用があるので、食後におススメです。
食べ過ぎで胃腸が弱っている時に飲むのもよいでしょう。
整腸作用もあることから、お腹が張るのを防ぎます。
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サマーセイボリーの精油成分である「カルバクロール」や「チモール」には、
血流を改善する作用があると言われています。
血行不良による冷え性の改善を始め、利尿作用も期待出来るため、
体内の余分な水分を排出してむくみを予防する効果もあります。
また、カルバクロールとモチールは免疫力向上に役立ち、
強力な殺菌作用を持つとも言われています。
風邪の予防などにも有効で、呼吸器の不調緩和にも役立ちます。
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