コーヒーを淹れる
「ペーパードリップ」とは、
コーヒーメーカーなどを使わずに手動でコーヒーを淹れる方法です。
コーヒーの粉を入れたフィルターにお湯を注ぎ、
コーヒーの成分を抜き出してから
フィルターで濾してコーヒーを完成させる訳ですが、
お湯がコーヒーの中を通過し、自らの重みで落ちてゆくまでが勝負なので、
微妙な手加減が味を決める奥深い淹れ方です。
ハンドドリップに必要な準備は下記の通り。
必要な器具
- お好みのコーヒー(豆から挽く場合はコーヒーミルも)
- ペーパーフィルター
- ドリッパー(ドリッパーの選び方は「こちら」を参照)
- コーヒーサーバー
- ドリップポット
- メジャースプーン
- キッチンスケール(電子秤)
- コーヒーカップ
コーヒーの目安
円錐形で穴1つのタイプ | カリタ式の台形穴3つタイプ | ||||
杯数 | コーヒー粉量 | 出来上がり量 | 杯数 | コーヒー粉量 | 出来上がり量 |
1杯 | 10 g | 120 ml | 1~2杯 | 10~20g | 120~240ml |
2杯 | 20 g | 240 ml | 3~4杯 | 30~40g | 360~480ml |
3杯 | 30 g | 360 ml | 5~7杯 | 50~70g | 600~840ml |
4杯 | 40 g | 480 ml | 8~10杯 | 80~100g | 960~1.2L |
挽き具合 | 中挽き~中粗挽き | 挽き具合 | 中挽き~中粗挽き (メリタ式は細挽き) |
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焙煎度 | ハイロースト ~ フルシティーロースト |
焙煎度 | ハイロースト ~ フルシティーロースト |
円錐形のドリッパーで淹れる
杯数に関わらず、
お湯を注ぎ始めてから出来上がりまでを
2分30秒~3分間で淹れると
バランスの良いコーヒーに仕上がります。
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カリタ式のドリッパーで淹れる
ペーパードリップ式の器具の中では
一番ネルドリップ式に近い風味が楽しめます。
お湯の注ぎ方はネルドリップとほとんど同じです。
1杯でも10杯でも杯数に関わらず、
お湯を注ぎ始めてから出来上がりまで3分間で淹れると
バランスの良いコーヒーに仕上がります。
1.出来上がり量の約2倍の熱湯をケトルに準備します。
ドリッパーとサーバーにお湯を通して器具を温めます。
その温めたお湯をコーヒーカップに注ぎ、カップも温めます。
2.ペーパーフィルター(台形用)を
チャック部分に沿って底と横を互い違いに折り、
ドリッパーに密着させます。そこに杯数分のコーヒー粉を入れます。
3.熱湯の入ったケトルを用いて、
出来上がり量までお湯を注ぎ分けていきます。
1回目は、コーヒーの美味しさを決める一番大切な工程です。
粉全体にお湯が浸み込む程度に、
中央から外側に向かって渦を描く要領で丁寧に注ぎ、20秒程待ちます。
4.2回目は、コーヒーの風味が一番良く出ますから、たっぷりと注ぎます。
中央で上下して、泡を充分に出してから、
手前から時計回りに高低をつけながら一周させます。
5.3回目以降は注ぐタイミングがとても大切です。
中央が凹み、表面の泡の層が崩れないうちに、
2回目と同様に「の」の字を描く要領で注ぎます。
2回目に一番多くのお湯を注ぎ、
3回目、4回目と湯量を減らしながら合計で5~6回に分けて注ぎ分けます。
6.出来上がり量になりましたらドリッパーを取り外します。
コーヒー濃度を整えるように攪拌して、
予め温めておいたコーヒーカップに注ぎます。
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