優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

4-3-1.ネルドリップでの淹れ方

ネルとは「フランネル」の略で、
生地の表面を起毛させた柔らかな織物のことで、
この布でコーヒーを漉して淹れるのが「ネルドリップ」です。
ペーパーフィルターが不要で、
洗って何度も使用できるのでエコで経済的です。
 
 
ペーパーフィルターよりもやや深めの袋状のため
コーヒー粉が広がらず中央に寄り、
厚みのある層を湯がゆっくり通過していくので、
より濃度感のある抽出液が得られます。
 
また、厚手で太い繊維のフィルターで濾されたコーヒーは
雑味が抑えられ、かつ液体中の微粒子が非常に細かいため、
舌触りが滑らかでコクのある味わいのコーヒーになると
言われています。
 
 
1.フィルターを準備する
 淹れる前の準備 新品のネルの布は食用のノリがついています。
 香りに影響が出るため、
 コーヒーの粉(抽出後のカスで良い)を入れたお湯で
 20分程煮ます。
 この作業により、付着している糊や汚れなどを取り除き、
 コーヒーと馴染みやすくなります。
 
 
2.フィルターをセットする
 ネルフィルターに一度お湯を通してから、
 出来るだけ固く絞って水気を切り、しわを伸ばしてセットします。
 ネルフィルターが冷えないうちに、なるべく素早く行うように
 しましょう。
 
 
3.コーヒーの粉を入れる
 杯数分のコーヒーの粉をネルフィルターへ入れます。
 一杯当たり中挽きなら15〜20g、粗挽きなら20〜25gが適量です。
 
 
4.お湯を注ぎ蒸らす
 一度沸騰したお湯が静まり、95℃くらいになったら、
 まず少量のお湯を、
 コーヒーの粉全体にまんべんなく含ませるように静かに注ぎ、
 20秒位そのまま置いて蒸らします。
 この「蒸らし」は、コーヒー粉にお湯を馴染ませ、
 コーヒーの美味しい成分を抽出しやすくする大切な工程です。
 必ず行いましょう。
 
 [美味しいコーヒーの見分け方]
 挽きたての新鮮な豆ほど
 この時にポツポツと泡が膨らんできます。
 挽いてから時間が経った豆は
 この膨らみが弱くなってしまいますので、
 出来るだけ挽いてすぐのコーヒー豆を
 使いましょう。
 
5.抽出する
 サーバーの目盛りを目安にしながら杯数分のお湯を、
 ハンドドリップと同様に
 中心から「の」の字を描くように注いでいきます。
 3回位に分けて注いでいきますが、
 表面に出来た泡の山が沈んでしまわないうちに
 次のお湯を注ぐようにします。
 この時、ネルフィルターに直接お湯をかけないように
 注意しながら注ぎましょう。
 抽出液がサーバーに落ち切ったら抽出完了です。
 
6.素早くサーバーから外す
 適量を注ぎ終わったらポタポタと滴を垂らさず、
 すぐにサーバーから離しましょう。
 この滴にはコーヒーの雑味が入っていますので、
 味が損なわれてしまいます。
 
ネルフィルター]
 
 使い終わったネルフィルターは、
 煮沸して布に付着したコーヒーの粉を取り除きます。
 コーヒー粉が残っていると
 脂肪分が空気に触れて酸化し、
 嫌な臭いがネルについてしまい、
 味にも悪影響を及ぼします。
 煮沸した後は、冷水を入れた容器などに漬けて
 冷蔵庫内で保管します。
 水は毎日取り換えて下さい。
 洗剤などでは使わないで下さいね。
 
 使い捨てのペーパーフィルターとは違い、
 洗って複数回使用できますが、
 使用回数によって次第に、
 コーヒーの脂肪分などがフィルターの繊維に付着し、
 湯の透過に時間がかかるようになります。
 これがフィルターの交換時期の目安となります。
 

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