コーヒー豆
珈琲豆のブランドのパターン
日本のコーヒー豆の輸入量は世界第三位。
大手コーヒーメーカーや大手焙煎業者が大量に購入した豆をブレンドした商品が
消費の多くを担っており、一定のレベルの品質が安定的に供給、
求めやすい価格で提供してくれます。
コーヒー豆の銘柄は実に豊富。
初めて買う時はどれを選んだらいいか迷ってしまいます。
名前の由来や付加された情報の意味「格付け」について知ると、
珈琲豆選びが楽しく
現在、日本に主に出回っているコーヒー豆のブランドは、
大きく6つのパターンに分かれます。
1.生産国・銘柄などの表示がない
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「豆のイメージ」や「どんな焙煎方法か」を表示しているだけのもの。
豆そのものの質ではなく、味に特徴が出るようにブレンドしたり、
焙煎に力を入れて商品化したものが多い。
2.ブレンド名が表示されている
「マイルド」、「スペシャル」と言った表示は、
別に質の高い豆と言う意味ではありません。
また、「キリマンジャロ」、「マンデリン」などの名前がある場合は、
その豆を30%以上含有していることが義務付けられているためで、
他の70%未満は何を使ってもいいのです。
3.国名(民族名・出港地)が表示されている
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その国で生産された豆です。
その情報以外、何も記載されていない場合は、
格付けされていないか、格付けレベルが高くない豆という意味です。
大量に作られた豆で、
ワインに例えるなら「テーブルワイン」でしょうか。
4.地域名(広域)が表示されている
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世界には、上記の地域の様に
コーヒーの生産条件に恵まれた地域が沢山あります。
この産地で収穫された豆は本物ならハズレは少ないです。
但し、実際の輸入量を大幅に上回る量が
日本の市場に供給されているブランドもあります。
5.国名・広域エリアと格付けが表示されている
生産国がそれぞれ独自の規格で豆の格付けをしています。
グアテマラのSHBなら標高1350m以上で収穫されたことを指し、
コロンビアのスプレモやタンザニアのAAは
豆のサイズが6.75mm以上であることを示すしています。
格付け(グレード)が高いものはやはり美味しいです。
但し、統一基準はありません。
6.国名と地域名・農園名・生産者名が表示されている
農園や生産者がブランドになっているものは、
ワインで言うなら「シャトー○○」と明示された上質ワインのようなもの。
生産地迄辿れるこうした豆は、「スペシャルティ」と呼ばれる最高級品質が多く、
かなり当たりの確率が高いです。