優しいのみもの

「優しい」・・って、私基準です。

急須選びのポイント

日本茶の道具

f:id:linderabella:20200421103250j:plain

 
 
急須を選ぶ時には
3つに注意して選びましょう。
 
 

1.急須の形とサイズ

 ① 急須の取っ手の位置による違い
   (横手型/後手型/上手型/宝瓶)
 ② サイズ
   急須のサイズは、普段の暮らしの中で飲む量を考えて
   購入することをおススメします。
   大体の目安は次の通りです。
 
  [急須のサイズと人数の目安]
    ・1人~2人用:100ml~200ml
    ・2人~3人用:200ml~340ml
    ・3人~4人用:340ml~480ml
 
 

2.急須の素材

一般的な陶器や磁器の他、鉄器やガラス、樹脂など、
様々な素材の急須があります。
 
今も昔も人気ナンバー1は「陶器」の急須です。
特に人気のある「常滑焼」や「萬古焼」は
お茶のタンニンを減少させ、
渋みの少ないまろやかな味にしてくれると言われています。
 
 
一方、「磁器」の急須は、
材料が石粉なので、組織が大変細かい上に、
1300度と非常に高い温度で焼くため、
表面がしっかりと焼き締められ、
香りや成分が吸着しにくく、お茶の味をそのまま出せます。
 
 
「ガラス製」の急須は、
茶葉が開いていく様子や色の変化などを見て楽しめる他、
お茶の味や香りをそのまま出す特徴があります。
素材によって味も変われば、
持ちやすさやお手入れのしやすさも変わってきます。
 
 

3.急須の網

急須の網には大きく6つの種類があります。
  1. ささめ
  2. 平網
  3. 底網
  4. 帯網
  5. ポコ網
  6. かご網
それぞれの特徴を知り、使い勝手の良い急須を選びましょう。
 

linderabella.hateblo.jp

 
 

 
最後に、 実際に購入する際に気を付けなくてはいけないことを
紹介致します。
 
1.急須の蓋の穴
急須の蓋に穴があるのは、
お茶を急須から出しやすくするためです。
穴の直径が小さかったり、
急須をコーティングする釉薬が詰まっていると
お茶が出難くなります。
ですから、急須の蓋の穴がしっかり開いているか
チェックしましょう。
 
 
2.急須の蓋と胴
 
急須の蓋と胴に隙間があると、
お茶を注ぐ時に蓋からお茶が漏れ出します。
購入前に、急須の蓋と胴がしっかりとフィットしているか
チェックしましょう。
 
 
3.持ち手の角度(横手型急須を選ぶ場合)
 
急須の持ち手の角度は
急須の注ぎ口に対して85〜90度だと
持ちやすく、お茶を注ぎやすいです。
購入前に急須を手に取り、
ご自身の手にフットするかチェックしましょう。
 
 
4.口先
急須の口の先が「筒型」で「厚みが同じ」ものは
水切れが悪い場合があります。
急須を購入する前に、
可能でしたら水を入れて水切れが良いかチェックしましょう。