優しいのみもの

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カリオモン(コーヒー・セレモニー)

コーヒー/歴史 

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エチオピアは、
アラビカコーヒー発祥の地と言われています。
「カリオモン」とは、
1000年以上前からコーヒーが飲まれている
アフリカのエチオピアで行われている
コーヒーセレモニーのことです。
 

 
「カリオモン」の
「カリ」はコーヒーを、
「オモン」は「一緒に」という意味を表し、
エチオピアの大切な儀式として、
女性が中心になって行われます。
 
エチオピアの人達にとっては、
日本で例えると茶道のような習慣のことで、
お客様をおもてなしする時に、女性が執り行うセレモニーです。
「カリオモン」で使うポットやカップなどの茶器は、
代々受け継がれることもあるようです。
 

カリオモンの手順

 
お客様が来たら、
まず家の主人がお客様の相手をします。
奥様はその間にカリオモンの準備をします。
床に花を敷き、コーヒーカップを置く台座を用意し、
お香を焚きます。
 
カリオモンの準備が出来たら、生豆を洗い、
お客様をおもてなしをします。
洗った生豆を鍋に入れ生豆を煎り、
お客様に香りを楽しんでもらいます。
しっかりと焙煎出来、
コーヒーオイルが滲み出てきたら焙煎は完了です。
焙煎を終えたら、コーヒー豆をすり潰します。
 
ポットに
水と細かくすり潰したコーヒー粉を入れたら
火にかけてコーヒーを抽出します。
 
コーヒーが沸騰したら、
お客様にコーヒーを3杯提供します。
1杯目は「アボル」といい、砂糖を加えて飲みます。
2杯目の「トーナ」には塩を、
3杯目には、カルダモンやクローブなどの香辛料、
バターなどを加えます。
お客様は3杯飲み終えた後、
作ってくれた女性とコーヒーの味を褒めるのが
「カリオモン」のマナーです。
 
「カリオモン」は
大地や家族に感謝の気持ちを込めて行う
コーヒーセレモニーです。
「カリオモン」は地域や家庭によって、
やり方が違うこともあります。
実際に「カリオモン」にお呼ばれした時には
(そんな予定が入るかどうかは分かりませんが)、
地域や家庭のやり方に合わせて参加しましょう。