茶器（Wedgwood）
ウェッジウッド社は創業から２００年以上経った今でも、
世界中で愛されるブランドです。
「英国陶工の父」と称されるジョナサイア・ウェッジウッドが、
ストーク・オン・トレントの地に開窯したのは１７５９年のことです。
１９６０年代に入ると、創業300年以上のウィリアム・アダムス社などを買収。
１９７０年代にも引き続き陶磁器メーカーを買収するとともに、キングス・リン・グラス社など陶磁器以外のガラスメーカーなども買収し、業務内容を広げました。
１９８６年、ロンドン・インターナショナル・グループ（現・SSLインターナショナル）のウェッジウッド社に対する敵対的買収に対抗するため、アイルランドのクリスタルガラスメーカー「ウォーターフォード・クリスタル」社と合併。
２００９年１月５日、事実上経営破綻。
同年３月２６日には、ＮＹを本拠地とするＫＰＳキャピタルパートナーズ社によって設立された新会社「WWRD Holdings Limited」が、ウォーターフォード ウェッジウッドplc（ウォーターフォード・ウェッジウッド グループの全ての子会社を含む）の特定の資産を買収したことを発表されました。
フィスカース社は１６４９年フィンランド・フィスカス地域で創業した３５０年もの歴史をもつ刃物メーカーですが、陶磁器のイッタラ（iittala）やアラビア（ARABIA）、ロイヤルコペンハーゲン（RoyalCopenhagen）など北欧を代表するブランドを傘下に扱う企業です。
クィーンズ・ウェア
１７６５年に発表して公表を博した「クリームウェア」と呼ばれる半透明の製品は、
国王ジョージ4世の王妃シャーロットからティーセットの注文を受けたことで、
「クィーンズ・ウェア」と改名されました。
ジョサイアは、１７６６年に「Potter to Her Majesty（女王陛下の陶工）」を
拝命します。
「クィーンズ・ウェア」の成功により、ジョサイアの名はヨーロッパ中に広がり、
国外にも大きく市場を広げました。
そしてこの素晴らしい功績の結果、ジョサイアは”ナイト”の称号を贈られ、
陶芸史上で大変大きな出世を果たしました。
現在でも、「クィーンズ・ウェア」はウェッジウッドの主力商品の一つとして
人気があります。
フロッグ・サーヴィス
18世紀後半ロシアのエカテリーナⅡ世に捧げられた器です。
このディナーセットは９５２点で構成されたこの食器セットは、
エカテリーナの離宮に納められたのですが、
この宮殿が沼地に建っていてカエルが沢山いたため、
「カエルの宮殿」の愛称で親しまれていたことから、
こちらの器にもカエルが紋章となってデザインされています。
ジャスパー・シリーズ
「ジャスパー」は、
１７７５年に誕生したストーンウェアです。
素地そのものに色を含有させるという画期的な方法で色付けされた
青、薄紫、緑、黄などの地色の上に、
白色の優美な浮彫装飾（カメオ）を貼り付けたものです。
それまでのヨーロッパの陶磁器には全くない美を示すもので、
たちまちにしてヨーロッパの磁器市場を席捲しました。
ワイルドストロベリー
「ワイルドストロベリー」は世界中で愛されている人気シリーズです。
ポップな野苺でテーブルを華やかに彩り、その愛らしさが人々を惹きつけます。
スウィートプラム
太陽の光をたっぷり受けて輝くプラムの実や葉を、
繊細なグラデーションで表現したものです。
パステル画のような温かみのある、やわらかい色合いが特長です。
フェスティビティ
「祝祭」という意味を持つ、花や果物を立体的なエンボスで描いています。
ブルー、ピンク、グリーン、アイボリーのカラーがあり、色違いで集めたくなります。電子レンジ・食洗機にも使える機能性を兼ね備えた大人気のシリーズです。
アレクサンドラ
「ティアラ」がプラチナで描かれ、そこにウェッジウッドの伝統モチーフ
「デイジー」が愛らしい雰囲気を添えています。
ペールブルーの濃淡ストライプの縁には
質感の異なる2種類のプラチナがボーダーを織り成し、シャープな印象に。
柔らかい色使いの中にも凛とした気品が感じられる贅沢なコレクションです。
ピーターラビット
世界中で一番有名なうさぎで、世界中で長く愛されているキャラクターでもある、
イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターが生んだ最初の絵本から登場しました。
